No.R05X0052
有機エレクトロニクス〈英語版〉 ~未来技術展望シリーズ①~
出版日 | 2015年12月 | ||
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価格 |
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ページ数 | A4判 約100ページ | ||
発行<調査・編集> | 日経BP社 | ||
備考 | こちらは全文英語のレポートになります。 |
乱丁・落丁以外のご返品につきましては、原則としてお申し受けできませんのでご了承ください。
レポート内容
■概要■
この分野では、金属ではなく、有機物として導電性能や半導体性能、電界発光(EL)などの電気的な特徴を示す有機電子材料を取り扱う。有機電子材料の利用拡大により期待されるのは、ディスプレイ、太陽電池、照明デバイス、RFIDタグなどの生産コストの大幅低減であり、その成形性、柔軟性を活かした製品デザインの自由化である。また、一般ごみとしての廃棄が可能な使い捨て電子機器など、既存の電子機器では考えられない、全く新しい概念のアプリケーションが登場するかもしれない。OLEDやキャパシタ、EL光源、静電制御コーティング用材料として既に実用化されており、今後も次世代の太陽電池や光源、テレビやRFIDとしての展開が期待され、同材料に注目している企業は多い。基本性能の向上に加えて、耐久性や信頼性の課題が克服できれば、一気に有機エレクトロニクスの市場が開花する可能性は高い。本分野では、当該技術の開発現状を踏まえ、アプリケーション展開の行方、それに伴う事業機会の可能性などについて分析を行う。
*案内パンフレット
-CONTENTS-
<はじめに>
<技術体系の全体像>
・低分子有機電子材料
-OLED材料
-半導体
・高分子有機電子材料
・発光ポリマー
・有機電子材料の性質
-発光
-電荷キャリア移動度
-導電性
-電気活性
-エレクトロクロミック特性
・有機電子材料利用の工程
-蒸着
-印刷
-急速硬化
-インテグレーション
・部材への展開
-有機LED
-有機太陽電池
-有機薄膜トランジスタ
-キャパシタ
-透明電極
・コーティング、添加剤、部材
-帯電防止コーティング(添加剤と熱可塑性樹脂)
-耐食コーティング
-プリント基板用材料
<事業化に影響を及ぼす外的要因>
・重要な需要要件
-生活者が求める電子デバイスの軽薄短小的性質
-製造工程における静電防止材料の利用
・重要な課題
-材料の加工工程の向上
-材料性能の向上
・重要な関連技術
-ナノ材料
-強誘電ポリマー
-電子ペーパーディスプレイ
-アモルファスシリコン及びポリシリコンTFT
-薄膜成長及び印刷
・重要な競合技術
-有機材料以外の新しい電気、電子材料
-有機材料を利用しないディスプレイ、照明、プレンテッド・エレクトロニクス
・重要な資源
・重要な標準や規制
-環境規制:WEEE、RoHSなど
-再生エネルギーの利用
-省エネ政策
<不確実性の考察と観察すべき領域>
・OLEDテレビ開発
・フレキシブル・ディスプレイ開発
・RFIDの普及
・有機太陽電池の効率向上
・ナノ材料を利用したシステムの開発
・青色ダイオードの寿命向上
・電荷キャリア移動度の向上
・導電性の向上
・加工技術の向上
<市場の発展可能性>
・軽量で革新的な消費者向けデバイスの拡散
・サプライチェーン・マネジメント改革
・高エネルギー効率商品の需要拡大
・有機電子材料の広範な用途拡大
<製品・サービスの展開>
・キャパシタ
-業界構造
-事業機会
・エレクトロクロミック性能利用商品
-鏡
-窓
・ELシート型光源
・フレキシブル・ディスプレイ
-低解像度エレクトロクロミックディスプレイ/PLEDディスプレイ
-高解像度電子ペーパーディスプレイ
・OLED照明
-OLEDの実用化
-技術的障壁
-標準化
-製品製造コスト
・メモリー
-書き換え可能有機メモリー
-薄膜強誘電ポリマーメモリー
-不揮発性書き換え不能有機メモリー(ROM、WORM)
・OLEDディスプレイ
-業界構造
-事業機会
・太陽電池セル
-有機太陽電池の展開可能性
-色素増感太陽電池セル
-高分子及び低分子有機太陽電池セル
・プリント基板製造
-銅スルーホールメッキ
-メッキ可能表面処理
・プリンテッド・エレクトロニクス
-既に実用化された製品
-開発中の製品
・センサー
・静電制御製品
-静電防止コーティング
-静電防止可塑性樹脂
・医療用エレクトロニクス製品
・スマート・テキスタイル