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No.R02K0421

2011年版 遺伝子解析支援ビジネスの現状と将来展望

-シーケンサー/DNAチップ/PCRおよび 受託解析サービスの市場動向分析-

出版日 2011年2月
価格
印刷タイプ 126,000円(税込)
ページ数 A4判 240ページ
発行<調査・編集> (株)シード・プランニング

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レポート内容

■概要■
 シーケンサーやDNAチップ、PCRといった遺伝子解析装置は、従来のゲノム研究のみならず、遺伝子検査や創薬、食品検査などにおいて、近年、その重要性を高めています。とりわけ、次世代シーケンサーの登場はゲノム利用研究に変革をもたらすものとして大きな注目を集めています。
 本調査では、遺伝子解析のデバイス市場および受託解析サービス市場について現状の課題と将来動向について考察し、2015年までの市場予測を行いました。また、各企業の製品や受託サービス内容、事業動向のほか、遺伝子解析に関連した国家プロジェクトの動向についてもまとめました。
 本資料が遺伝子解析支援ビジネスや、遺伝子解析関連の研究に携わる方にご活用して頂ければ幸いです。

■ポイント■
・国内の次世代シーケンサー市場は37億円(2009年)。
2011年以降には第3世代、第4世代シーケンサーが投入され市場は拡大。
・DNAチップ市場はチップ単価の低下により、
2011年以降も縮小傾向が続くとみられる。
・遺伝子受託解析市場は88億円(2010年見込)。
今後は次世代シーケンシングや遺伝子検査目的の
リアルタイムPCR装置等の利用が増加し、順調な市場拡大が期待。

-CONTENTS-
【総合考察】
 ・調査結果のまとめ

<1>シーケンサー市場
1.次世代シーケンサーを取り巻く状況
 ・次世代シーケンサーの登場
 ・第3、第4世代シーケンサー
 ・スループットの向上および解析コスト
 ・DNAチップとの技術競合
 ・ベンチトップシステム
2.次世代シーケンサーメーカーの動向
 ・ロシュ・ダイアグノスティックス
 ・イルミナ
 ・ライフテクノロジーズ
 ・その他の開発メーカー動向
3.次世代シーケンサーの国内導入状況
4.国内シーケンサー市場
 ・キャピラリーシーケンサーの国内における市場規模推計
 ・次世代シーケンサーの国内における市場規模推計
5.参入企業へのヒアリング調査結果
 ・キャピラリー型シーケンサーと次世代シーケンサー
 ・次世代シーケンサーとDNAチップの技術競合について
 ・次世代シーケンサーの技術的課題について
 ・臨床現場における次世代シーケンサー利用の実現可能性について
 ・バイオインフォマティシャンの整備・育成
 ・臨床診断用DNAチップの現状課題と将来予測
 ・DNAチップの低コスト化による価格競争
6.シーケンサーメーカー個票
  イルミナ/キアゲン/ベックマン・コールター/ライフテクノロジーズ/
ロシュ・ダイアグノスティックス

<2>DNAチップ市場
1.DNAチップを取り巻く状況
 ・臨床診断用チップ開発の現状
 ・DNAチップの高密度・低価格化
2.DNAチップメーカー・関連企業の動向
 ・経営動向
 ・製品開発動向
 ・提携関係など
3.DNAチップ市場の現状
 ・DNAチップの市場推計
 ・各メーカーの状況
 ・今後の課題
4.DNAチップメーカー個票
  アジレント・テクノロジー/アフィメトリクス/イルミナ/東レ/日本ガイシ

<3>PCR/リアルタイムPCR装置市場
1.PCR/リアルタイムPCR装置を取り巻く状況
2.国内におけるPCR/リアルタイムPCRの市場規模推計
 ・PCRの市場推計
 ・リアルタイムPCRの市場推計
3.PCR/リアルタイムPCRメーカー個票
  アジレント・テクノロジー/キアゲン/タカラバイオ/
バイオ・ラッド ラボラトリーズ/ライフテクノロジーズ/
ロシュ・ダイアグノスティックス

<4>受託解析サービス市場
1.遺伝子受託解析市場の現状
 ・遺伝子受託解析市場規模推移(2007~2011年)
 ・各受託解析企業の売上推計
 ・各受託企業の動向
2.遺伝子受託解析市場における課題
3.受託解析の今後の市場規模予測(2011~2015年)
4.国内における次世代シーケンシング受託解析企業の提携関係
5.遺伝子受託解析企業個票
  DNAチップ研究所/G&Gサイエンス/GPバイオサイエンス/
J‐Bio21/倉敷紡績/コスモバイオ/ジェネティックラボ/
ジナリス/積水メディカル/セルイノベーター/タカラバイオ/
ダナフォーム/東洋紡バイオロジックス/バイオマトリックス研究所/
ハプロファーマ/ビーエムエル/日立ソリューションズ/
ファルコSDホールディングス/ファルマフロンティア/フィルジェン/
北海道システム・サイエンス/マクロジェンジャパン/
三菱化学メディエンス/理研ジェネシス

<5>国家プロジェクトの動向
1.国家プロジェクトと遺伝子解析技術
2.厚生労働省のプロジェクト
 ・創薬基盤推進研究経費
 ・第3次対がん総合戦略研究事業
 ・食品の安心・安全確保推進研究事業
 ・化学物質リスク研究事業
3.経済産業省のプロジェクト
 ・後天的ゲノム修飾のメカニズムを活用した創薬基盤技術開発
 ・がん超早期診断・治療機器総合研究開発プロジェクト
 ・基礎研究から応用研究への橋渡し促進技術開発
 ・ゲノム創薬加速支援バイオ基盤技術開発
 ・個別化医療の実現のための技術融合バイオ診断技術開発
4.文部科学省のプロジェクト
 ・革新的タンパク質・細胞解析用イニシアティブ
 ・個人の遺伝情報に応じた医療の実現プロジェクト
 ・ライフサイエンス基盤研究領域研究(理化学研究所)
5.農林水産省のプロジェクト
 ・動物ゲノムを活用した新市場創出のための技術開発
 ・新農業展開ゲノムプロジェクト
 ・DNAチップによる養殖漁場健全度評価手法の開発事業
6.環境省のプロジェクト
7.警視庁のプロジェクト

■調査結果のポイント■
<国内の次世代シーケンサー市場は2009年37億円。
 2011年以降、第3世代、第4世代シーケンサーが投入され市場は拡大、
2015年には97億円市場と予測される。>
遺伝子解析装置であるシーケンサーの市場は、従来のキャピラリーシーケンサー市場と、現在、ゲノム研究に革新をもたらしている次世代シーケンサー市場から構成される。
国内の次世代シーケンサー市場は、2009年には37億円であったが、2010年は2009年に比べ約20%縮小し、30 億円に減少したと推計される。要因としては、2007~2008年ごろから大学・公的研究機関への普及が急速に進んだものの、インフォマティシャン不足、ランニングコスト等の問題から充分に稼働しておらず、2010年度は新たに大きな需要は生まれなかったとみられる。
2010年以降の市場動向を見ると、2010年には廉価型の次世代シーケンサーが各社から発売され、小規模な研究室単位での次世代シーケンサーの普及に貢献している。また、2011年以降、1分子リアルタイムシーケンシング原理に基づく米Pacific Biosciences社の第3世代シーケンサー「PacBio RS」のほか、米Ion Torrent社の第4世代シーケンサーが発売予定で、これらのシーケンサーは、ハイスループットかつ解析データの正確性が向上するほか、第2世代シーケンサーのネックである機器価格やランニングコストが低下するため、市場規模の拡大に寄与すると思われる。また現在、欧米のベンチャー企業を中心として、多数のシーケンシング技術開発が行われており、それらが数年内に市場に投入されれば、新規市場を生み出すと考えられ、2015年の次世代シーケンサーの市場規模は97億円となると予測した。

<DNAチップ市場はチップ単価の低下により、
2011年以降も縮小傾向が続くとみられる。>
国内におけるDNAチップ市場は、2010年度は推計47億円と前年比10%弱の縮小である。ここ数年、外資系メーカーによるDNAチップの価格競争が激しくなっており、メーカー別ではアジレントやイルミナが売上げを伸ばしている以外は、いずれも売上げは落ち込んでいる。国内メーカーに関しても、日本ガイシや東レが発現解析チップを中心としてリピーター顧客への売上げを確保しているが、厳しい状況が続いている。

<国内の遺伝子受託解析市場は88億円(2010年見込)。
 今後は、次世代シーケンシングや遺伝子検査目的の
リアルタイムPCR装置等の利用が増加し順調な市場拡大が期待され、
2015年には114億円市場と予測される。>
2010年度の受託解析市場の内訳は、キャピラリーシーケンシング解析14億円、次世代シーケンシング解析4億円、DNA チップ解析22億円、PCR/リアルタイムPCR解析48億円と推計される。
受託解析市場の増減を左右すると思われるのは、国の遺伝子解析プロジェクトへの予算配分に期待するところが大きい。一方、民間ベースでは臨床検査企業が遺伝子解析事業の検査項目を拡充するなど遺伝子診断事業の強化を打ち出すところも増えている。このような状況を踏まえて、遺伝子解析受託市場は、今後も順調な成長を続けると予想され、2015年の市場規模は114億円と予測した。
なかでも、次世代シーケンシング解析の受託が増加傾向にある。2011年以降は第3世代、第4世代のシーケンサーが発売予定であり、次世代シーケンシング受託解析に対するニーズは今後高まると予想され、2015年には2010年の4倍の16億円の市場規模になると予測した。

■調査方法■
 ・文献、インターネットによる情報検索
 ・電話、FAX、E-mailによるヒアリング調査
 ・訪問ヒアリング調査

■調査対象■
シーケンサー関連企業 5社、DNAチップ関連企業 5社
PCR/リアルタイムPCR関連企業 6社、受託解析企業 24社
ヒアリング対象企業
アジレント・テクノロジー(株)、アフィメトリクスジャパン(株)、イルミナ(株)、
(株)セルイノベーター、タカラバイオ(株)、東レ(株)、日本ガイシ(株)、
(株)バイオマトリックス研究所、(株)日立ソリューションズ、
ライフテクノロジーズジャパン(株)、(株)理研ジェネシス、
ロシュ・ダイアグノスティックス(株)、(株)DNAチップ研究所

■調査期間■
2010年6月~2010年12月

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