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パーソナルAIによるデータ付加価値最大化と〜パーソナルデータの分散管理が促進する商品・サービスの利用と開発〜
8月17日(水) 終了済
東京大学 大学院情報理工学系研究科 教授
橋田 浩一(はしだ こういち) 氏
事業者が運用する集中管理型AIよりも各顧客に専属するパーソナルAI(PAI)の方が付加価値がはるかに高く、顧客のメリットも各事業者の収益も大きい。したがって、パーソナルデータ(PD)の管理運用を本人のPAIに集約する(個人に分散させる)ことが新たな事業者間連携のモデルとして普及するだろう。
こうして、良質のPDを本人の同意だけで簡単に収集・分析できるようにもなるので、PAIの研究開発や商品・サービスの開発が促進され、政策の立案や検証も容易になる。
1.パーソナルデータ(PD)
2.集中管理型AI(CAI)
3.PDの分散管理
4.パーソナルAI(PAI)
5.オープン市民科学
6.注意経済
7.質疑応答/名刺交換
1981年 東京大学理学部情報科学科卒業。1986年 同大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士。1986年 電子技術総合研究所入所。1988年から1992年まで(財)新世代コンピュータ技術開発機構に出向。2001年から2013年まで産業技術総合研究所。2013年から東京大学大学院情報理工学系研究科ソーシャルICT研究センター教授。2017年から理化学研究所革新知能統合研究センター社会における人工知能研究グループ分散型ビッグデータチームチームリーダー、2020年から同研究グループグループディレクターを兼任。専門は自然言語処理、人工知能、認知科学。現在の主な研究テーマはパーソナルデータの分散管理と意味的構造化およびそれに基づく人工知能。