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済生会熊本病院の組織変革とリーダー育成術〜院内DXによる職場環境づくりへの挑戦〜
7月12日(火) 終了済
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院
医療情報調査分析研究所
中熊 英貴(なかぐま ひでき) 氏
データやデジタル技術を活用して、患者や利用者ニーズを基にサービスを変革していく「デジタル・トランスフォーメーション(digital transformation,DX)」。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行によって、改めてDX化の必要性を感じた。当院では事業計画の中心にDXを据え、COVID-19対応と職員の業務効率の両立を目指している。
さらに、DX化を「変化に対応する力」への問いと受け止め、メンバーにはリーダーとしての柔軟な思考力の育成、問題意識を共有する風土の醸成を課題として与えた。DX化は、業務の効率化といった側面のみならず、地域での自院の役割や責任を自覚し、経営戦略を考えていく上での院内リーダー育成にもつながった。その取り組みの一部を紹介する。
1.目的
ア.背景
イ.リーダー育成
ウ.組織再編
エ.shift・share・reduce・priority
2.事例紹介
ア.質指標の自動化
イ.記録の構造化
ウ.地域連携
エ.業務効率化
3.その他
4.質疑応答
2003年 済生会熊本病院 医療情報システム室入職。クリニカルパス、手術室や集中治療室部門、ER部門などの担当としてシステムの導入を行う。
2009年 日本クリニカルパス学会アウトカム部会(現、医療情報委員会)部会員拝命。部会員としてBOM(Basic Outcome Master)の作成を行う。
2013年 同院 TQM部 診療情報管理室配属。NEC社との共同研究開発において病院担当者としてDWH、NECV(Novel Electronic Clinical pathway analysis Viewer)の構築を行う。
2015年 同院 医療情報部 医療情報分析室配属。データ分析の企画、抽出、可視化、分析および現場へのフィードバックを行う。
2016年 同院 医療情報部 医療情報システム室配属。来年10月に控える電子カルテ更新の担当者として、方針の策定、体制の発足、進捗管理、ベンダーとの交渉を行う。
2018年 同院 AMEDパス事業推進室配属。平成30年度日本医療研究開発機構(AMED)標準的医療情報収集システム開発・利活用研究事業「クリニカルパス標準データモデルの開発および利活用」専任スタッフとして、プロジェクト全体のマネジメントを行う。
2021年 同院 医療情報調査分析研究所配属、現在。院内外の医療プロセス解析支援、医療情報マスター作成・維持管理、外部資金の導入・研究受け入れ窓口などを行う。