SSK 株式会社 新社会システム総合研究所

気象データ分析の高度化とビジネス利用

商品No.
R04P0250
出版月
2022年 6月
価格

印刷タイプ 41,800円 (税込)
CD-R(PDF)タイプ 41,800円 (税込)

ページ数
B5判 250ページ
発行<調査・編集>(株)エヌ・ティー・エス
備 考
CD-R(PDF)タイプは無断複製防止の為、お申込者の団体名(又は氏名)が透かしで入ります。
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レポート内容
■ポイント■
 ・気象・気候情報のビッグデータを蓄積し活用することを目指す「気象データビジネス」の拡大期!
 ・激甚化する気象災害や地球温暖化問題を乗り越え、新たな価値を創出しビジネス開発する方策を探る!
 ・気象ビッグデータのプロフェッショナル集団「気象ビジネスコンソーシアム(WXBC)」の全貌を掲載!
-CONTENTS-
【序論 気象データ分析の高度化とビジネス利用】

【第1編 深刻化する気象災害とその予測・評価】
<1>変化する気象災害/極端現象
 ・はじめに
 ・大雨災害・事例数の推移
 ・大雨と下層水蒸気との関係
 ・集中豪雨と線状降水帯
 ・台風と竜巻

<2>領域気象・洪水統合モデルを用いた降雨・洪水計算
 ・はじめに
 ・洪水リスク評価・予測の概要
 ・入力値としての気象データ
 ・領域気象・洪水統合モデル
 ・今後の流域治水に向けた気象データの重要性

【第2編 気象データ分析の高度化】
<1>データの基礎と可視化・分析
1.気象データの全体像,入手方法
 ・気象データとは
 ・気象観測データについて
 ・気象予測データについて
 ・海洋に関するデータ
 ・地震・津波に関するデータ
 ・火山に関するデータ
 ・気象データの入手方法
2.気象データと業務データをかけ合わせたデータ分析の実践
 ・はじめに
 ・気象データ分析の流れ
 ・さまざまなデータ分析
 ・気象×電力の分析の例
 ・まとめ

<2>新たな気象予測手法の開発
1.都市気象予測の現状と課題-都市気象予測の発展を目指して-
 ・はじめに
 ・都市の暑熱化:都市ヒートアイランドの形成
 ・都市の降水
 ・都市気象の予測
 ・おわりに
2.気象のデジタルツイン:微気象シミュレーション
 ・デジタルツインとは
 ・都市のデジタルツインと気象のデジタルツイン:微気象
 ・微気象シミュレーションとユースケース
 ・微気象シミュレーションの課題
 ・今後の取り組み
3.高解像度気候計算における広帯域放射伝達モデルの発展
 ・はじめに
 ・放射伝達モデルの諸過程
 ・今後の展望

<3>気象データデバイスの開発と活用
1.地上気象ビックデータ取得システムの開発
 ・はじめに
 ・ハードセンサ:気象5 因子の測定デバイス
 ・ソフトセンサ:各種温熱感指標・温熱生理因子の算出
 ・おわりに
2.気象センサーと気象センサークラウドの連携
 ・はじめに
 ・気象センサーの概要
 ・気象センサーとクラウド連携のシステムソフトウェア構成
 ・気象センサークラウドの連携

【第3編 気象データのビジネス利用】
<1>農業支援
1.気象データを活用したIoP(Internet of Plants)の取り組み
 ・高知県の施設園芸農業
 ・IoP クラウドの構築と気象データの取り込み
 ・今後の展望
2.衛星データと気象データを活用した農業支援
 ・気象データと農業,特に稲作との関係
 ・農家方々の気象データの使い方現状
 ・衛星データと気象データを交えた農業支援の取り組み事例
 ・今後の展望

<2>食品・飲料
1.気象データを活用した商品需要予測
 ・まえがき
 ・流通における課題
 ・省エネ物流プロジェクト
 ・事業化後の取り組み
 ・気象予測の導入効果は1,800 億円
2.清涼飲料販売数と平均気温に基づいた需要予測の可能性
 ・清涼飲料業界の気象情報活用の現状
 ・本プロジェクトの目的
 ・検証内容(概要,データ前提,効果測定方法)
 ・清涼飲料販売数と気象の相関
 ・気象予想データを使った実証実験
  -自動販売機のホット・コールド切り替え時期の判断に気象予報を活用した実験
 ・おわりに

<3>エネルギー・住宅・防災
1.電力需要予測・太陽光発電出力予測・電力取引価格予測
 ・はじめに
 ・電力需要予測
 ・太陽光発電出力予測
 ・電力取引価格予測
2.気象予測とAI・IoT による快適・健康・低炭素型住宅
 ・実大住宅におけるエアコン使用実態
 ・気温とエアコンのエネルギー消費量
 ・気象予測とAI・IoT による快適・健康・低炭素型住宅
3.災害リスク情報サービス「DR Info(ディーアール・インフォ)」
 ・はじめに
 ・気象災害の脅威
 ・パスコにおける自然災害への取組み
 ・気象データを活用した「DR-Info」のサービス概要
 ・DR-Info が提供する主な価値
 ・台風や豪雨などの気象データを活用して災害リスクを通知
 ・気象データを活用したクラウドサービスの拡大

<4>物流・販売
1.天気に合わせたファッションレコメンドサービス
 ・気象データを活用したファッションレコメンドサービス『TNQL』
 ・気象データのビジネス活用における検討課題
 ・TNQL API について
 ・近未来予測としての気象データの可能性
2.気象データを用いた物流予測「AI-Buffalo-」
 ・はじめに
 ・需要予測のシステム開発やサービスにおける過去の課題とその解決
 ・物流の業界の動向について触れる
 ・物流業界における需要予測の必要性
 ・物流予測AI-Buffalo- について
 ・気象データの関連について
 ・物流予測AI-Buffalo- で意識していること
 ・今後の展望

<5>保険・ヘルスケア
1.気象災害や異常気象等の影響をリスクヘッジする「天候デリバティブ」
 ・はじめに-天候リスクと天候デリバティブの誕生
 ・天候デリバティブとはどのようなものか
 ・天候リスクを取り巻く状況
 ・天候デリバティブと保険
 ・天候デリバティブにおける気象データの利用
 ・天候デリバティブによるリスクヘッジ活用例
 ・天候デリバティブの今後
2.医療ビッグデータと気象データの組み合わせによる片頭痛の発症予測
 ・はじめに
 ・レセプトとは
 ・片頭痛の特徴
 ・片頭痛発症予測モデルの構築
 ・片頭痛発症患者数予測モデルの活用方法
 ・おわりに

<6>エンターテインメント×気象情報によるデータビジネスの可能性
 ・公営競技の市場規模と動向
 ・競艇における気象条件とレースの関係
 ・競輪における雨と風のレースへの影響
 ・競馬における天候とトラックバイアスの関係
 ・気象情報のデータビジネス化
 ・気象情報を生かしたゲーム(VR)開発
 ・パイロット時代のエピソード
 ・まさかの墜落-その時の状況
 ・検証を通して見えた気象の重要性
 ・バーチャルと現実が近くなる前に-求められる緻密な気象情報

【第4編 産官学連携による気象ビジネスの展開】
<1>気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC)の概要
 ・はじめに
 ・WXBC の設立
 ・WXBC の会員
 ・WXBC の組織概要
 ・気象データ利活用の現状とWXBC の活動

<2>WXBC 新規気象ビジネス創出WG の活動
 ・データ活用で変わる社会
 ・新規気象ビジネス創出WG の活動

<3>WXBC 人材育成WG の活動-気象ビジネスを先導する人材の育成を目指して
 ・はじめに
 ・人材育成WG の活動方針と育成スキルについて
 ・活動の概要
 ・活動のさらなる進化と深化で次のステージへ
  -パンデミック下の活動展開-
 ・おわりに

■監修者■
越塚 登
東京大学 大学院情報学環・学際情報学府 教授/気象ビジネス推進コンソーシアム(WXBC) 会長
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