ネットゼロ・グリーンシフトの効用・事業機会白書 2025年版
-グリーン建設/グリーンビル/ネットゼロビル(NZEB)/スマートホーム篇
■概要■
世界的に見て、インフラや建築物はエネルギー、土地、電気、水、材料などの消費において、最も大きな割合を占めている。同時に、これらの持続可能性に関する改善は、排出量の大幅な削減を実現できる最大の可能性を秘めている。
持続可能な建設、建築は、社会的、経済的、環境的影響(トリプルボトムライン)を考慮して設計されたインフラおよび都市・建設であり、これらに対する包括性を重視した設計により、持続的な経済成長を維持し、必要なエネルギー、水、食料の投入を最小限に抑え、廃棄物、熱、大気汚染(CO2、メタン)、水質汚染を大幅に削減する。
また、グリーン・ビルディングは、エネルギー効率が高く、再生可能な廃棄物資源を利用することで持続可能で効率的な建物構造を実現するものであり、設計、建設、維持管理、改修に大きな影響を与えている。気候変動と環境持続可能性に対する意識の高まりが、グリーンビルディング慣行の採用を後押ししている。グリーン・ビルディングの材料には、菌糸体、ヘンプクリート、再生プラスチック、木材、ラーメン土、グラスクリートなど様々な選択肢があり、建設に環境に優しい選択肢を提供している。
また、ビルディング・オートメーション・システム市場は、スマートビル・ソリューション、エネルギー効率対策、IoT技術の統合に対する需要の高まりによって牽引されている。これは、ビルのさまざまな機械、電気、セキュリティ・コンポーネントを監視・管理する集中制御システムの導入に重点を置く世界的な産業を包含している。これらのシステムは、照明、暖房、換気、セキュリティなどの機能を自動化することで、運用効率を高め、エネルギー消費を削減し、居住者の快適性を向上させる。
また、コネクテッドホーム/スマートホームは、ビルオートメーションの住宅版ともいえるものであり、IoTのシステムのなかでも、高い成長が期待される分野の一つである。社会インフラと家庭のエネルギーインフラの重層化・結合の流れに乗り、IoTで構成されたスマート住宅やスマート家電、スマート蓄電システム、スマート・ヘルスケア、家庭用スマートロボットなどが相互に接続され、コネクテッドホームによる新たな居住・生活圏として形成されようとしている。
近年、グローバルに事業を展開する大手ITベンダーが続々とNZEB、コネクテッドホーム、スマートホームおよび関連市場に参入しているなかで、政府は家事労働の効率化を目指した「スマートライフ市場の創出」を掲げ、コネクテッドホームやスマートホームの基盤づくりを目指した実証実験が活発化している。
本白書は、これらすべてのテーマについて、包括的・網羅的に取り上げ、「各分野における注目ポイント:近況・最新技術・業界動向の要約」、「各分野における注目市場」、「重要テーマに関する詳述・最新動向解説」という3段階で構成したものである。
序
<1>グリーンビル/ネットゼロビル(NZEB)/スマートホーム分野における注目ポイント:近況・最新技術・業界動向の要約
・グリーンビルディング/事業環境・事業特性・最新の業界動向
-グリーン・ビルディング産業の新たな傾向
-製品タイプ別インサイト
-最近の動向
・ビルディング・オートメーション・システム/事業環境・事業特性・最新の業界動向
-ビルディング・オートメーション・システムの新たな傾向
-最近の動向
・スマート・ホーム・オートメーション/事業環境・事業特性・最新の業界動向
-スマート・ホーム・オートメーション産業の新たな傾向
-テクノロジー・インサイト
-用途別インサイト
-最近の動向
<2>グリーンビル/ネットゼロビル(NZEB)/スマートホーム関連注目市場
・グリーン建築請負業者の市場動向
-概況
-持続可能な開発とグリーンビルディングのビジネス的側面
-GBC上位100社の動向
-セグメンテーションの傾向
・グリーンビルディング/市場・事業機会・参入企業
-グリーンビルディングの市場規模・成長予測
-市場の重要ファクター別分析
-製品タイプ別インサイト
-エンドユーザー別インサイト
-グリーンビルディング市場の主な参入企業
・ビルディング・オートメーション・システム/市場・事業機会・参入企業
-ビルディングオートメーションシステム市場規模・成長予測
-ビルオートメーション・システム市場の重要ファクター別分析
-コンポーネント・インサイト
-用途別インサイト
-その他インサイト
・スマート・ホーム・オートメーション/市場・事業機会・参入企業
-スマートホームオートメーションの市場規模・成長予測
-市場の重要ファクター別分析
-コンポーネント・インサイト
-テクノロジー・インサイト
-フィッティング・インサイト
-用途別インサイト
-スマート・ホーム・オートメーション市場参入企業
<3>グリーン建設/サステナブル建築 概説
・グリーン建設 概説
-概要・定義
-グリーン建設
-目的・効果
-効率性
-品質
-LEED基準の室内環境品質(IEQ)
-国交省がグリーンインフラに本腰、全国協議会を設立しモデル事業を支援
・サステナブル建築 概説
-概要・定義
-持続可能なエネルギー利用
-再生可能エネルギーの利用
-建築環境の緑化・グリーン化
・エコロジーエンジニアリングとグリーン建設
-概説
・低炭素建材の利用
-概説
-低炭素レンガ 低炭素レンガ
-グリーン・コンクリート
-グリーンタイル
-リサイクルメタル
-その他
・カーボンシンク・低炭素建材の実現可能性と運用
-概説
-技術・制度の現状と今後の市場可能性
・リサイクル材の利用
-建築用リサイクル品
-低揮発性有機化合物(VOC)他
・断熱材の利用
-建物外壁の断熱
-断熱技術のコスト
-建物外壁断熱製品の適用要件
-断熱材の現状と今後の市場性
-建築物における断熱材の開発
-技術の実現可能性と運用上の必要性
-技術の現状と今後の市場可能性
-材料の持続可能性基準
・建築物における省エネルギー
-概説
-技術の実現可能性と運用上の必要性
-環境・気候への貢献
-オペレーションとメンテナンスの最適化
-電力ネットワークへの影響軽減
-財務的要件/コスト
・建設業における廃棄物削減
-建設・解体と建築廃棄物
-建設業法・建設リサイクル法
-CLC(英国の建設業界団体)「廃棄物ゼロに向けたルートマップを発表」
-経済的要件とコスト
-使用済み太陽光発電設備の取り扱い
-環境省「太陽電池廃棄物のリサイクル、ガイドラインを公開」
-丸紅(建材メーカー)「仮設鉄骨工事用資材のトレーサビリティ管理」
<4>グリーン建設・グリーンインフラの対象拡張と市場の拡大
・環境保全対策とグリーンインフラとの関係
・生態系に基づく防災(Eco-DRR)とグリーンインフラ
-人口減少時代の巨大災害への備え「エコ・DRR」
-1,700市町村の土地利用を防災安全や自然の恵みの観点から評価
・環境アセスメントとグリーンインフラの両立
・自然インフラと人工インフラのハイブリッド
-海岸の自然インフラと人工インフラのハイブリッド が常識に
-舗装や建物をダムとして利用することで、都市部の豪雨やヒートアイランド問題を解決することができる。
-生物でひび割れを補修するコンクリートが日本に上陸
-2種類の舗装を組み合わせ、雨水流出とヒートアイランド現象を一挙に解決
-雨水だけで生物が生息できる都市型ビオトープを開発
・再生可能エネルギーおよび代替電力プロジェクトの増加
-再生可能エネルギー・代替エネルギー分野のFDI:現状と課題
-ガスボイラーを捨ててヒートポンプを導入すれば、EUは 来年の冬をはるかに超える ことになる
-宇宙のソーラーパネルがネットゼロへの競争を後押しする?
-国交省「グリーンインフラに本腰、全国協議会を設立しモデル事業を支援」
-「グリーンインフラ懇談会」がまとめた中間報告書
・グリーンインフラの社会実装
・国境を越えて再生可能電力を分配するグローバルなネットワークの構築
-グローバルグリッドネットワークの開発・融資
-トランスナショナル・インターコネクター
-グリーングリッド・イニシアチブ
<5>気候変動・減災とグリーン建設
・建設業と気候変動・脱炭素適応計画
-Green Construction Board「英国建設セクターにおける廃棄物ゼロのためのルートマップを作成」
・気候変動に基づく治水計画
・自然生態による防災・減災システム
-生態系に基づく防災(Eco-DRR)
-新しいインフラとして期待される「木」の減災評価手法
・豪雨・ヒートアイランド問題に関するソリューション。
-多層型舗装による雨水流出・ヒートアイランド現象防止
・地球温暖化を考慮した防潮堤の整備計画
-内水氾濫対策
-東京都、気候変動に対応した最大1.4mの防潮堤のかさ上げに全国で初めて着手
・環境を意識した冷却システム
-PUE(Power Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
-CUE(Carbon Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
-WUE(Water Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
・建物・設備の消費電力可視化
・参入企業・団体の動向・事例
-総合地球環境学研究所(RIHN 「全国約1,700自治体の災害からの安全度など土地利用を評価」
-NEC「グリーングローブ・データ・ビジュアライザー」
-積水ハウス/宮城県黒川郡「グリーンファースト ハイブリッド」
<6>グリーンビルディング/BEMS 概説
・概説
-定義
-建物の持続可能性を確認する評価・認証制度
-目的・効果
・ビル・エネルギー・マネジメント・システム(BEMS)
-概説
-メリット デメリット
-BEMSの実現可能性と運用上の必要性
-BEMSの現状と今後の市場性
・建物のパフォーマンス向上/コミッショニング
-概説
-BEMSの最新形態
-EPC/ビルリニューアル時のパフォーマンスベースの調達
-ESCOの適用
-導入の実現性
-技術の現状と今後の市場可能性
-社会経済発展・環境保護への貢献
・効率化/効率性
-サステイナブルデザイン/配置と構造設計の効率化
-CDM(クリーン開発メカニズム)のポートフォリオ
-エネルギー効率
-水消費の効率化
-材料の効率化
・品質向上/最適化
-建物を使う人のことを考えたエネルギー使用の合理化
-室内環境品質の向上
-オペレーションとメンテナンスの最適化
-廃棄物の削減
-電力ネットワークへの影響軽減
・経済性
-コストとペイオフ
・グリーンビルディング認証
-日本政策投資銀行(DBJ)がグリーンビルディング認証のスコアを改定
・規制と運用
・主な建築物環境評価ツール
・参入企業動向
-鹿島建設(株) 「BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)の推進
他
<7>グリーンビルディングの進化
・概説
・持続可能な開発から「グリーンビルディングへの進化
・世界におけるグリーンビルディングの現状
・グリーンビルディングとグリーンビルディング評価ツール
・グリーンビルディングとグリーンビルディング評価ツールにおけるLCCの可能性
・グリーンビルディング分野のイノベーション
・評価システムの刷新
<8>グリーンビルディングと品質向上、居住者の満足度向上
・概説
・背景
・環境パラメータによる評価
・運転パラメーターによる評価
・管理パラメータによる評価
・知覚される快適性と生産性
<9>各国におけるグリーンビルディング開発の現状と課題
・概説
・開発状況
・各国の政策支援
・経済的利益
・認証スキーム
-GB評価システム(GBRS)
-認定専門家(AP)
・プロジェクトの実績動向
<10>グリーンビルディングにおける建築効率情報開示
・概説
・グリーンビルディングの価格プレミアム
・グリーンビルディングに関する情報開示法とエネルギー格付けの役割
・理論的枠組み
<11>グリーンビルディングとグリーンインフラ
・概説
・日本 CASBEE(キャスビー)
・米国 LEED
・イギリス BREEAM
・カナダ グリーンビルディング(GB)ツール
・グリーン・シビルインフラの主要な持続可能性指標
<12>グリーンビルディングとBIMの体系的活用
・概要
・プロジェクト品質の改善
・コラボレーションの最適化
・ライフサイクルデータの保存と管理
・計画とスケジュール管理の最適化
・性能事前評価システムの構築
・BIMモデルの構築
<13>自律型ビル
・概要
・メリット/デメリット
・システム
-家庭用雨水貯留システム
-コンポストトイレ
-廃棄物処理
-節電/発電システム
-パッシブソーラー暖房
-ジオソーラーシステム
-温水ヒートリサイクル装置
-冷房
-コージェネレーション
-食料生産システム
・有力企業・団体動向
-鹿島建設(株)「ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)の推進」
-鹿島建設(株) 「BEMS(ビルエネルギーマネジメントシステム)の推進
-大成建設「ZEB(ゼロ・エネルギー・ビルディング)の推進」
-大成建設「新築ビルの平均的なZEB化/T-ZEBシミュレータ」
-(株)奥村組「ICT、AIなどを活用したPEB(Positive Energy Building)」
-前田建設工業「ZEBの社会実装を推進」
-ダイキン工業(株)「中規模オフィスビルの普及型ZEB」
-日本ガイシ「セラミックス焼成時の廃熱を利用したZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)の実現」
-北海道電力(株)「寒冷地におけるZEB普及に向けた実証研究」
<14>ネットゼロと建設・建築の先進技術
・建物を炭素貯蔵構造に変えることができる技術の研究開発動向
-米国エネルギー省「炭素貯蔵構造を持つ建築物に研究開発費に資金援助」
・自己修復コンクリート
-コンクリートの自己修復能力
-自己修復コンクリートの種類
-3分で自己修復する材料
・環境配慮型の建設用コンクリート
-大成建設「3Dプリントを適用した環境配慮型の建設用コンクリート」
・CO2を吸収するカーボンネガティブなコンクリート
・デジタルツインが気候変動ビジネスに与える定性的・定量的な影響
・海上都市
-海上都市 概説
-世界初の海上都市の完成予想図公開
<15>環境配慮型コンクリート
・概説
-概要
-自己修復コンクリートの種類
-コンクリートの自己修復能力
・グリーンコンクリートの進展
・業界動向俯瞰
・有力企業動向
-三菱商事(株)「CO2を有効活用するコンクリートの技術開発と商品化
-鹿島建設(株)「CO2 を有効利用するコンクリートの技術開発」
-中国電力(株)「環境配慮型コンクリート」
-安藤ハザマ「無骨炭灰コンクリートによる短工期で強固な防潮堤」
<16>オフ・ザ・グリッド
・概説
-定義
-環境への影響と持続可能性
-持続可能なオフグリッド・コミュニティ
・エネルギーソリューション
・経済的配慮
<17>グリッド・インタラクティブ・ビル
・スマートビルディングとスマートグリッドが出会うグリッドエッジの新世代ビル
・革新的なグリッドエッジ技術による新たなエネルギーマトリックス
・インテリジェントな需要反応と低炭素エネルギー源の断続性を両立
<18>ゼロ暖房ビル
・概説
-概要
-市場性
・標準規格
・建築コスト
・特徴
-設計の自由度
-快適性
・課題
・今後の展開
<19>ゼロカーボン住宅/ZEH
・概説
-概要
-定義
-住宅のライフサイクル全体でのCO2排出量ゼロ
-インフラストラクチャー法案(英国)
・ゼロカーボン非住宅建築物
-概況
-プロトタイプ
・論争・論議のポイント
・有力企業・団体動向
-旭化成ホームズ ZEH-Mの普及を加速 2025年に「RE100」を達成
-大和ハウス工業「森林破壊ゼロ」の実現に向けた4つの方針を策定
-大東建託 ZEH基準を満たす賃貸住宅を販売へ
-東京ガス 住空間スマート化/VPPやデマンドレスポンス(DR)に活用できる住設機器の制御システム
-積水ハウス(株)「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス 推進プロジェクト」
<20>低エネルギー住宅
・概説
-概況
-標準規格
-基準・規定
・主な技術体系
-建築物の建設に関連するGHG排出量
-エネルギー効率
・照明と電気製品
・有力企業・団体動向
-関西電力(株)「データ と AI を活用した空調エネルギー削減システム」
他
<21>創エネ型ZEH(ゼロエネルギーハウス)
・建築物一体型太陽光発電
・バイオマス技術の利用
・廃棄物削減/リサイクル活用型ZEB
<22>エナジー・プラス・ハウス/パッシブハウス
・エナジー・プラス・ハウス 概説
-定義
-社会・地域貢献
-技術的アプローチ
・プロジェクト例
-ヘリオトロープ
-Solar Settlement
-Sun Ship
・パッシブハウス 概説
-概要
-パッシブハウスの特徴
-事例
・国際規格
-PHIUS + 2015
-Niedrigenergiehaus
・設計・施工
・比較
-ゼロエネルギービルとの比較
-ゼロヒータービルとの比較
・関連団体
<23>スマートシティとスマートホーム/コネクテッドホームの統合ソリューション
・概説
・スマートシティのエネルギー・エコシステムの基盤
・分散型発電システムの最新技術
・エネルギーシステムへのスマートビル・スマートホーム技術の組み込み
・最新のエネルギー貯蔵ソリューションとスマートホーム
・ユーティリティ・グリッド用インフラ
・スマートビルがエネルギー最適化ソリューションに与える影響
・スマートシティのエネルギーモデリングと住宅・商業ビルにおける統合
・スマートシティのエネルギーモデリングと住宅統合における先進的アプローチ
・輸送システムのエネルギー利用の進展
・スマートシティのためのエネルギーモデリング手法
<24>パッシブソーラー建築設計
・概説
-パッシブソーラー建築設計の考慮事項
-パッシブ・ソーラー・デザインの要素
-パッシブソーラーヒーティングの効率と経済性
-その他の対策
-欧州のパッシブハウス規格との比較
-ゼロヒータービルとの比較
・パッシブソーラービルの主な構成
-直接ソーラーシステム
-間接太陽熱システム
-蓄熱(トロンベ)壁
-ルーフポンドシステム
-孤立型ソーラーシステム
・パッシブソーラー関連技術
-パッシブソーラー照明
-パッシブソーラー給湯
・適用可能なレベル
-電気的・機械的制御のポイント
-超高層ビルのパッシブソーラー設計
-パッシブソーラーに配慮した造園・庭園
・デザインツール
<25>パッシブ技術による省エネ型ZEH
・概要
・室内環境品質の向上
・建築環境の緑化・グリーン化
・水消費の効率化
・持続可能な材料
・廃棄物の削減
・電力ネットワークへの影響軽減
<26>アクティブ技術による省エネ型ZEH
・築物における省エネルギー
-概説
-技術の実現可能性と運用上の必要性
-環境・気候への貢献
-オペレーションとメンテナンスの最適化
-電力ネットワークへの影響軽減
-財務的要件/コスト
・建物・設備の消費電力可視化
・高効率空調技術の利用
-LEED基準の室内環境品質(IEQ)
・断熱材の効率的利用
-建物外壁の断熱
-断熱技術のコスト
-建物外壁断熱製品の適用要件
-断熱材の現状と今後の市場性
-建築物における断熱材の開発
-技術の実現可能性と運用上の必要性
-技術の現状と今後の市場可能性
-材料の持続可能性基準
・スマート冷却システム
-PUE(Power Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
-CUE(Carbon Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
-WUE(Water Usage Effectiveness)に関する対応と関連動向
・建物・設備の消費電力可視化
・建築システムのプレハブ化/建物の設計におけるプレハブ部品の組み込み
<27>パッシブとアクティブのハイブリッド型ZEH
・オペレーションとメンテナンスの最適化
・オングリッドとオフグリッド
・パッシブソーラー機構とアクティブソーラー機構を
・再生可能エネルギーのハイブリッド利用
・デジタルツインによる定性的・定量的な影響の測定
・グリッドエッジ技術による新たなエネルギーマトリックス
<28>建物部門/建設資材のリサイクル
・概説
・持続可能な材料
-概説
-環境配慮型コンクリート
・建築基準法と建物のライフサイクル・リサイクル
・持続可能な住宅のためのコード
・主な参入企業・団体の動向・事例
-CLC(英国の建設業界団体)「廃棄物ゼロに向けたルートマップを発表」
-東京大学大学院工学系研究科の「大気中のCO2と水を原料として完全に循環するカーボンニュートラルなコンクリート」の開発
-ラゲンセルス・グループ/リックウエル「断熱材リサイクルのソリューション」
<29>低エネルギー住宅とリデュース/リサイクル
・概説
-概況
-標準規格
-基準・規定
・主な技術体系
-建築物の建設に関連するGHG排出量
-エネルギー効率
・照明と電気製品
・有力企業・団体動向
-関西電力(株)「データ と AI を活用した空調エネルギー削減システム」
他
<30>コネクテッドホーム/スマートホーム
・コネクテッドホームの目的・意義
-スマートコミュニティ/コネクテッドホーム概説
-コネクテッドホーム産業/業界 概況
・コネクテッドホームが対象とする範囲の拡張
・コネクテッドホーム/スマートホーム関連AI技術の進展予測
・AI/コネクテッド技術の拡大・発展が社会に与える影響/インパクト
・活発化する産学連携体制によるAI/コネクテッドホーム開発の取り組み
・コネクテッドホーム/インテリジェントホーム/ZEHとIoT
-概説
-コネクテッドホーム/スマートホームにおけるIoT/AIの導入・活用
-コネクテッドホーム向けAIアシスタント技術の市場・参入企業動向
・IoT支援/コネクテッドホーム促進の産業振興策
・コネクテッドホームに関連した異業種連携/産学官連携の統合
<31>コネクテッドホームを対象とした各種調査研究レポート
・意識調査
・スマートメーターに関する意識調査
-J.D. パワー アジア・パシフィック
-Coldwell Banker
-東京工芸大学
・スマートグリッドとコネクテッドホームの認知状況(国内)
・導入・実態調査
-Pike Research
-ABI Research
-野村総合研究所
<32>コネクテッドホーム/インテリジェントホームの政策調整と標準化
・スマート・グリッド普及に必要な政策・協調体制
・IEEE(米国電気電子技術者協会)
・NIST(National Institute of Standards and Technology)
-NISTにおけるスマート・グリッド標準化方針
-NISTが規定した概念モデル
-CoS(Catalog of Standards、標準規格一覧)
・スマート・メーター標準
-ZigBee・HomePlug
-ZigBeeアライアンスとの協業を発表しているWi-Fiアライアンス
-Homeplug Power Alliance
-Smart Energyワーキング・グループ(WG)
-OpenHAN
-ANSI C12.19
-UCAIug/UCA
-OpenSG(Open Smart Grid)
・AMI(Advanced Metering Infrastructure)
・IEC(International Electrotechnical Commission)
-概況・近況
-IECにおけるスマートグリッドに関連した機関(SG3)とその役割
・ITU-T(国際電気通信連合標準化部門)
-FG Smart(Focus Group on Smart Grid
-IEEE 802.15.4規格
・スマートグリッドの通信規格策定に向けた動向(国内)
-通信規格の標準化を目指す動き
-各グループ実証実験の動き
・コネクテッドホーム規格標準化と業界間ルール
・HEMS規格を巡る動き
・充電器規格標準化
-CHAdeMO(充電器の統一規格)
・デマンドレスポンス(DR)標準化
-デマンドレスポンス(DR)標準化動向概況・近況
-デマンドレスポンスに関連する標準
・日本の国際標準化対応
-経済産業省: スマートハウス通信規格標準化に向けた取り組み
-経済産業省: スマートメーター及びHEMS標準化推進経緯
<33>コネクテッドホーム/スマートホーム関連:標準化・業界団体動向[1]
・ISO / IEC 1454
・EN 50090
・欧州家庭システム(EHS)プロトコル
・IPSO Alliance
・3GPP
・ETSI
・IETF
・ITU-T
・IP500 Alliance
・OPC Foundation
・oneM2M
・Bluetooth SIG(Special Interest Group)
・KNX
・X10
・Z-Wave
<34>コネクテッドホーム/スマートホーム関連:標準化・業界団体動向[2]
・Wi-SUN/Wi-SUN HAN
・Wi-SUN Profile for ECHONET Lite
・Thread(Nest Labs・ホームオートメーション向けプロトコル)
・JEM-A(スマートハウス、HEMS通信規格)
・スマートデバイス制御規格「CSRmesh」
・AllJoyn
・Open Interconnect Consortium(OIC)
・Smart Objects Guideline
・HyperCat
・Z-Wave アライアンス
・コネクテッドホーム アライアンス
<35>コネクテッドホーム/スマートホーム関連プロトコル
・XAPホームオートメーションプロトコル
・IEEE802.15.4
・Bluetooth
-概説
-Bluetooth 4.1
-Bluetooth 4.2
-Bluetooth 5
-Bluetooth Smart(Bluetooth LE)/iBeacon
・LPWA
-LPWA(Low Power, Wide Area)
-LoRaWAN/6LoWPAN
-LPWA(Low Power Wide Area)の実証実験動向
・ZigBee
・Z-Wave
・C-Bus
・Universal Powerline Bus
・xPL
<36>コネクテッドホームを支えるエネルギー・プラットフォーム[1]
・エネルギー管理システム(EMS)とコネクテッドホーム
-概説
-エネルギーマネージメントシステムの分類
・HEMSとコネクテッドホーム
・HEMSビジネス動向
・HEMS導入支援補助制度動向
・クラウド型HEMS
・HEMSによる家電電力量の見える化
・スマートフォン・アプリによる家電自動制御とHEMS連携
・HEMSをコアとしたIoT/次世代自動車の融合
・BEMS(ビルエネルギー管理システム)とコネクテッドホーム
-家庭やオフィスのスマートメーターと連動したエネルギー管理
-BEMSの導入促進と補助金制度
-BEMSによる一元管理導入事例
-BEMSの実証実験プロジェクト動向
・CEMS(クラスター/コミュニティエネルギー管理システム)とコネクテッドホーム
・参入企業動向
-Leeo
-Thermondo
-Enervee
-Autogrid
-Organic Response
-FirstFuel
-Sungevity
-Orcan Energy
-Space-Time Insight
-Greensmith
-Bloom Energy
<37>コネクテッドホームを支えるエネルギー・プラットフォーム[2]
・スマートメーターの導入と産業構造の変化
・消費電力監視ソリューション
・分散電源/家電分離技術を活用した電力見える化サービス
・ZEHとコネクテッドホーム
・参入企業動向
-Bidgely「家電分離技術を活用した電力見える化サービス」
-Leeo「家電分離技術(NILM:Non-Intrusive Load Monitoring)」
<38>コネクテッドホーム向けサービス・プロバイダ/サービス・パッケージ
・概況・近況
・AT&T「Digital Life」
-システム構成
-家庭用セキュリティシステム
・Deutsche Telekom(ドイツ・テレコム)「QIVICON」
・Verizon 「Verizon Smart Home」
・Comcast「Xfinity Home Security」
・Time Warner「Time Warner IntelligentHome」
・Centrika「Hive」
・EDF「Smart thermostat」
<39>コネクテッドホーム・サービス向けプラットフォーム[1]
・アップル「HomeKit」
-概況・近況
-MFi認証
-HomeKit/HalthKit(iOS・機器連携フレームワーク)
・HomeKit対応の製品群
-Luton 照明システム用ハブ「Caseta Smart Bridge」
-Insteon スマートホームデバイス管理ハブ「Insteon Hub」
-Ecobee Wi-Fi対応サーモスタット「ecobee3」
-SDI Technologies Wi-Fi対応スマートプラグ「iSP5」
-iDevices「Switch」
-Honeywel「Lyric」
-Schlage「Schlage Sense」
-Aplix「Bluetooth Low Enegy(BLE)対応モジュール」
-Apple「Apple TV」
-Apple「HealthKit」
・Google「Nest」
-概況・近況
-Nest Thermostat(ネスト・サーモスタット)
-Nest開発関連パートナーとサービス
・Intel/Open Interconnect Consortium(OIC)
・Samsung「SmartThing」
-概況・近況
-オープン・コネクテッドホーム・プラットフォーム指向の宅内ハブ
-SmartThingsオンラインショップ
-今後の製品統合へ向けた取り組み
-SmartThings開発者ツール
-IoT対応
・Microsoft「Home/HomeOS」
-概況・近況
-Thingsインフラ
・ソフトバンク「SoftBank Innovation Program」
<40>コネクテッドホーム・サービス向けプラットフォーム[2]
・Brain of Things(BOT)「CASPAR」
・Essential「Essential Home」
・Evrythng
・Helium
・Insteon「Insteon」
・Hive「Hive Connected Home」
・Logitech「Logitech Harmony」
<41>IoTの発展とコネクテッドホーム
・Bluetooth Smartによる家庭内機器相互連携
・LPWAネットワークとIoT接続システムの発展
・宅配ボックス/荷物受け渡し確認サービス
・LPガス配送のIoT活用
・電柱のIoT化
・IoT/ロボットの使用に最適化した住宅・住宅環境の開発
-概況・近況
-LIXILグループ センサー群による住宅設備コントロール
-ミサワホーム「IoT住宅」
-東京電力エナジーパートナー「おうちの安心プラン」
・事例/参入団体動向
-Sigfox
-エリクソン/エリクソン・ジャパン
-大和ハウス工業
-ミサワホーム
-ソニー
-SOUSEI(ソウセイ)
-SKテレコム
-東京コスモス電機
<42>インテリジェントセンサーとコネクテッドホーム
・3次元認識センサーと住宅・パーソナルロボットへの応用
・生体情報のモニタリング技術の発展とコネクテッドホーム
-概況
-センサー+ICTでのバイタルデータ活用事例
・健康センサー搭載トイレ
<43>インテリジェントセンサーと次世代空調
・赤外線(IRセンサー)を経由させた次世代空調制御
-概況・これまでの経過
-パナソニック 超解像画像処理技術を使った空調制御システム
<44>V2G/V2H/V2Bとコネクテッドホーム
・複数の蓄電池を電力網として活用するV2G(Vehicle to Grid)
・EVと次世代電力供給モデル(V2H/V2B)
・EV蓄電池を利用した電力供給サービスモデル「V2H(Vehicle to Home)」
・EVと住宅/ビルをエネルギー供給でつなぐV2H/V2B
-HEMSとV2H/V2Bの融合
-進化する家庭用蓄電池とV2H/V2B機器
・V2H:EVとの相互電力供給システム
・電力供給用の架線を設置した電動車用道路の取り組み
・エネルギー管理、ビル管理とEVの統合・一体化
・参入企業動向
-Eaton社(米国)